最近、バーチャルな空間(SNS、ネットショッピング、オークション、フリマ、デザイン、ブログ、チャット、WEB、メール、動画)を減らすべく、ピクセル7やマックブックを見ない時間を増やした。
すると、ほんの少しづつではあるが「生気」が蘇ってきた感がある。
今の僕には「人生に足がついてきた」という実感がある。
山を感じ、海を感じ、街を感じ、自分の肉体を感じ、人々の息づかいが感じられる。
ガラケー時代の自分に戻ったといってもいいだろう。
バーチャルな空間というのは、兎にも角にも時間の進みが早く変化が早い。
反応が即座に帰ってくる。
一旦それらに慣れてしまうと、現実社会でもそのスピードを要求してしまうようになる。
しかし、現実社会には現実社会のスピードがあり、それはある種の物理的なスピードなのだ。
人間がそれを早めようとしても限界があり、違和感を感じてしまう。
大脳というのは、欠陥が多いもんだなあとつくづく思う。
僕はそれらから距離を置くことで「現実社会のスピード」と「僕の中のスピード」に調和が生まれてきた。
便利、便利ともてはやされてきたバーチャル世界。
便利の裏側には「依存」の二文字がチラつく。
(例えば、スマホの画面を下に引っ張るとページが更新されるのは、スロットの引き金の原理を使っている)
バーチャル(デジタル)な世界は依存で成り立っていると言っても過言ではない。
(有料メルマガ配信者、YOU TUBER、オンラインサロンなどで活躍する有名人もみーんな依存を利用している)
僕は新しもの好きなので、がっつりバーチャルにのめり込んだことがあった。
のめり込んだ結果、実際の生活が薄くて弱いものになってしまった。
非常にもったいない時間を過ごしたと思っている。
だから、本音で言えばバーチャル「5」でいい。
進みの早いバーチャル世界。
5では、ITリテラシーが下がりすぎてしまう可能性がある。
商売をやっている以上、最低でも「30」はやらざるを得ない。
だから、5以下で生きていける人がマジでうらやましい。
(5の内訳は、ライン、ヤフオク、ウェブ、グーグルマップ、YOUTUBE視聴ぐらいだろうか)
今すぐにでもマックブックをふーみんに売って、ピクセル7をこなつに売りたい。
売った金でスペックの低い1万円台のアジアンスマホを買い、電波の入りの悪い回線を繋ぐのだ。
(残ったお金でオキアミと集魚剤を買おう)
ネットに疎いと馬鹿にされることもあるかもしれない。
でもそれでいい。
本当の幸福というのは、スマホやパソコンからでは得られない。
得られた気になっていても、おおよそ「まやかし」である場合が多い。
人間の幸福を考えるとき、まず「住まい」があげらえる。
コンクリートの壁に囲まれた四角い部屋に住んでいては幸福感を得るのは難しい。
そんなところに住んでいて、まともな人の方が変なのだ。
次に自然。
空気の匂いを感じたり、水の冷たさを感じたり、海の不気味さに触れたり、山で転んだり、虫に刺されたり。
そういうことを積極的にしなければならない。
次に人。
気の合う他人と笑い合ったり、口論したり、共感したりしなければならない。
こういうことが揃って、人は幸福を得られる基盤ができる。
もちろん、そんなもの揃ってなくても、本当の幸福を感じられる人もいくらかは存在する。
ネット(デジタル)さえあれば、住むところも人間関係も適当でいいし、自然に触れなくてもいいという人である。
デジタルで成功した著名人の中には「ネットさえあれば家はホテルでいい!」「他人はめんどいから基本一人でいい」「スマホ最高!」「東京最高!」とか言っている人もいるけれど、ちょっと周りを見渡してみてほしい。
あなたはそんな人に会ったことあるだろうか。
何にだって「少数派」がいるのが動物の原理原則であるわけだから、おかしいことではないんだろうけど。
ちなみに僕は幸福に関しての少数派ではない。
暇人はダラダラ書いてしまう癖がある。
最後まで読んでくれたサンライズのみんなにメッセージを伝えて本日の締めにしようと思う。
サンライズに来ている人たちはマジでダイビングがうまいと思う。
ベテランと初心者に差があるかもしれないけれど、初心者にしても相当うまいと思う。
ベテランはイントラレベルでうまいと思うし、イントラはイントラのベテランレベルでうまいと思う。
しかもサンライズに来ているほとんどの人はイキらない。
講習生に対してえらそうにしない。
それもすごいと思う。
いつの間にかそういう風になってしまっていたんだけれど、一応言っておく。
RIO