昨晩、海から帰ってきて、ジムに行きました。
お風呂に入って、一眠りしてからレスキューのブログを書こうと思っていたら、いつの間にか全眠りしていました。
というわけで、昨日は「スキップ」です。
スキップNGが、サンライズブログの鉄則なのですが、たまにはいいですかね。
人間だもの。
さて、レスキュー講習初日の様子です。
行われたのは、随分と前のことのように感じます。
4日前の出来事ですけれども。
RED講習生は、ことねとサクサク。
事故者役は、事故者役の大御所ザッキーと新婚系ダイバー大ちゃん。
新婚っていう言葉が日本一似合わない男だけど、事実、新婚だから仕方がない。
まずは、スキルのチェック。
オープンとアドバンスでやってきた初級スキルをおさらいです。
レスキュー講習を受けるにあたり、その程度のスキルはできて当たり前とまでは言わないにしても、かくもおぼつかないような事では困る。
実際にやってみての感想ですが、
ことねは、マスクを外すのがちょっとだけ苦手。
サクサクはホバリングに苦戦していました。
BCの脱着は、砂を巻き上げてはいましたが、二人ともスムーズでした。
逆立ちはいい感じでした。
サンライズの人たちは、どこを切り取ってもレベルが高い、という評判はまあまあ本当だと思います。
疲労ダイバー曳行。
どんなアングルや!
パニックダイバー。
潜り助け。
無事救出。
コロコロスッテンで僕を困らせていたことねとは思えない成長ぶりでした。
BCの空気を抜かずに潜れなくて、水面クルクルしていたこともあったけど。
「空気抜くの忘れてました!えへっ!」
こちらはザッキー師匠のパニックダイバー実演。
表情を見ただけで、助けてあげたいという心持ちにさせられる。
それと同時に助けられるかな?という不安感も抱かせる。
相手にとって不足なし。
アラレちゃん系ダイバーサクサクも、この時ばかりはアラレちゃんを完全封印。
日頃から、大ちゃん犬をしつけているからなのか、冷静沈着な行動。
素晴らしい。
お次はエアーがなくなってパニックのダイバー。
こんな練習をしていたら、そりゃうまくなりますよね。
引き上げ練習だって、体格差がこんなに違うんだもの。
これはまさに、自分でも言うのもなんですが、セミプロレベルではないでしょうか。
昼からはコンパスの練習。
いわゆるダイバーの捜索です。
二人ともマジで完璧でした。
新人DMばりのレベルだと思う。
引き上げもデモンストレーションレベルに近づいていた。
しかし、
意識不明ダイバーの救助は二人とも苦戦。
手順は覚えていても、体がそれに追いついていかない。
水面という特殊な環境での同時進行的作業。
否が応でも脳内パニックを誘発してしまう。
しかも、重い。
「腰がくだける〜〜〜」
それはサクサクも同様。
精神と体力を全面的にもっていかれるのである。
何回やったのかなあ。
サクサクは3回目くらいで、できたような気がする。
そのへんは曖昧だけど、とにかく冷静だったことは確か。
ことねは5回くらいやったのかなあ。
ことねはたまに手順が飛んでしまうところがあった。
でも、普通のダイバーと比べたら、上手い方だと思う。
サンライズではバディダイブを想定しているので、ガイドの後ろをくっついていくダイバー向けの講習ではない。
厳しいのは当たり前なのである。
大ちゃんは何回引き上げられても、楽しそうであった。
辰ノ口は、漁協のルールにより16時までしか潜れません。
なので、志賀島でやるよりも1時間程度、講習の時間が短いのだけれども、二人とも上手かったので、16時前には全てのカリキュラムを終えることができました。
点数で言ったら、90点。
これだけやったら、さすがに全員疲労困憊だと思っていたら、そうでもなかった。
一番疲れていたのはザッキーで、流行り病明けのダイビングだったから、体力が落ちていたらしい。
次は大ちゃんとサクサクで、最も疲れてなかったのはことね。
帰りの車で一睡もせずに、朝顔とお喋りしまくっていました。
「君は疲れてないんだね」
「はい。体はそんなに疲れてません。疲れたのは特定の筋肉だけです。ジムで激しい筋トレしたみたいな感じですかね。」
「眠くないんだね」
「はい。別に眠くはありません。眠さよりも楽しさの方が勝ってます。」
「君の眠さはその程度なんだ。」
「このくらいの眠さだと、しっかりとしたベッドの上でしかるべき行動をとった上でないと寝付けません。」
「今度はもっと激しくやった方がいいかな?」
「激しいのは別にいいんですけど、重いのがちょっと。。。」
次回は黒瀬と白瀬で限界まで頑張ります。