こんにちワイン。
お元気カナリア。
昨日は、ふーみんのガイドを見るため、白瀬に行ってきたぞい。
朝は凪だけど、昼から荒れてくる予報だったしんよ〜。
前日に比べて透明度がバリっと落ちちゃってたから、ガイドするのはちょっと戸惑うんじゃないかなあと思ったんよね。
海水も摂氏11.7度という最低温度を叩き出していたしね。
そんな悪条件をものともせずに、(サンライズで鍛えられた)ふーみんはとても落ち着いていて、なんのかんの言っても、「プロ」だなあと思いましたね。
泳ぐスピードもちょうどいいし、泳ぐ姿勢もよかったし。
遅くもなく、早くもないタイミングで生物紹介していてね。
焦りやすいちゃんまりも、落ち着いて写真が撮れたんじゃないでしょうか。
本人、楽しかったんじゃないでしょうか。
生物はいじめちゃだめよん。
そのおかげでしょうかね。
2年前、阿部カップ個人優勝を果たしたちゃんまりの実力がいかんなく発揮された写真が撮れていました。
(下手なやつがあったらそれは単なる実力不足ですかねえ)
ちゃんまり本人から作品の「タイトル」もいただきましたんで、併記しておきましょう。
「ヤドカリのツノは赤で正解ですよ!ひろしさん。」
「スミゾメミノウミウシの体は浜茄子色(はまなすいろ)ですよ!まゆみさん。」
「あやかさん!これはフランフランとかに売ってる偽物の炎じゃないですよ。」
「小夏さんの好きなウミナメクジじゃないですよ!」
「しょぼいゲーセンにあるモグラたたき初級編ですよ。でも叩いたら可哀想なので見るだけにしてください。」
「アオウミウシとシロウミウミウシがまとめて3匹いましたよ。きゅうさんならもっと綺麗に撮ってくれるんですけど、私はこれで限界でした!」
「ウニに美味しい海藻を食われてひもじいんですよ。海にはセブンもファミマもローソンもないんですよ。未だに原始時代と変わんないんですよ。人間っていいなですよ。」
四つ岩で結構ゆっくりしたけれど、エアーの配分ができていたので、安全に帰ってくることができました。
安心がないとダイビングはやっぱり楽しくないですからね。
たま〜に、安心がない方が楽しいぜ!っていう方もいらっしゃいますが、そういう変人さんには、
安全の範囲で行える刺激を与えてあげたらいいですねえ。
ちなみにですが、前回、イカ玉瀬の沖に設置したブイはとても目立ちました。
もうバディダイブでも迷いませんよ。
やったね。イカさん!
P8に黄色い魚もいましたよ。
小さい方が可愛かですね。
唐津にはあんまりいないミノウミウシ系がめちゃくちゃいて、岩肌が賑やかでしたね。
でも唐津より水温低いんですよ。なんでなん。
最後は総評。
まずはふーみんから。
僕はわけのわからないことを夜な夜な考えて、人を操ったり、編集したりして、みんなを楽しませる完全な裏方タイプなんですが、ふーみんは僕とは真逆で人前にバーンと出て楽しませる人気者タイプ。
サンライズのスタッフには裏方タイプが多いので貴重な存在ですよね。
自分の実力をきちんと発揮することができれば、ふーみんの個性は枝豆みたいにスーッと伸びて、とてもいいガイドになると思います。
この調子でコツコツ頑張ってほしいですね。
ちゃんまりとは久しぶりに潜ったんだけどね。
彼女はやっぱり生物が好きなんだなあ。
生物好きってこういうとこあるよなあ。
生物ってレアなやつだけが偉いんじゃないよなあ。
生物はあくまで生き物であって商品じゃないんだよなあ。
そういうことを思い出してワクワクしました。
あと、今日みたいな海で普通に楽しめるというのはレベルが高い証拠だよね。
だって必要なものが揃ってないと楽しめないから。
◉気象と生物と器材と地形の知識
◉ダイビングの技術
◉いいメンタルといい体調
五感が圧倒させられる非日常の興奮だけを求めちゃうダイバーには一生到達できない領域だよね。
(そういうダイバーは総じて、マンタマンタ、クジラクジラ、透明度透明度っていいがち。2〜3年潜って、大型生物と透明度に圧倒されなくなってきたら、それ以上求めるものがないから、そこで海とさよならさんきゅーまたきてしかく。ダイビングって、体感優先型のジェットスキーとかサーフィンみたいな遊びじゃないんだよなあ。それが楽しいならダイビングのバーチャルゲームでいいじゃんか。下半身だけ海に浸かってやったらいいじゃんか。そもそもマスコミに洗脳されすぎているんだよなあ。ぶつぶつ。)
あと、お店で美味しそうにビールを飲んでいるところを見ていたら僕も飲みたくなりました。
ちゃんまりの好きのパワーってすごいなあ。
RIO