今回の登山部は黒髪山に挑戦しました。
前回の挑戦は2年前。
あれは8月の末で、蒸し暑さマックスの中、アブとハエと蚊の猛攻にあいながら登りました。
今思うと、面白かったんですけど、汗まみれで、虫に刺さされまくりの最悪の記憶があります。
ひろし部長は以前に比べて、登山と観光の計画を立てるのがうまくなってきました。
登山部が始まった当初、ひろし部長は「疲労困憊するまで登ったり降りたりする」というコンセプトの元に登山計画を立てていましたので、みんなから、距離が長すぎる、景色がしょぼい、寒すぎる、暑すぎる、飯はまだなのか、虫が多い、早く風呂に入りたい、などなど、文句を言われ続けてきました。
その言葉を真摯に受け止めていったのかどうかはわかりませんが、最近ではそのような登山は無くなりました。
ああ見えて、真面目だし、気配りが上手なんですね。今では登山と観光のバランスを重視していくようになりました。
(もちろん、わたしの本音としましては、同じ場所に何度も登って植物や生物の継続的観察を行いたいのですが、それは諸事情によりすでに諦めておりますので、現在では広く浅く登山と登山にまつわる観光を楽しむこと、ダイビングに必要な体力をつけることに専念しております)
そして、本日の結果から言いますと、全員から「80点」の高得点をいただきました。
素晴らしい。
スタート地点で、この景観を背景にできたのも、ひろし部長のご配慮があってのことです。
素晴らしい。
今回は、前回とは反対側から攻めるルートでした。
距離は短いけれど、寺や神社を回れる観光多めのルート。
おおよそ4時間コース。
以前は、きついきついが優先するルートばかりでしたが、最近ではそういうルート取りは完全になくなりました。
気温は30度近かったですが、アブもハエもほとんどいませんでしたので、景色を堪能できました。
急な山道を30分くらい登ったかな。
乳待坊(チマチボウ)公園展望台から見えていた、雌岳(メダケ)に到着。
ちなみに雄岳は登れません。
もし、ここで貧血になってパタっと倒れたら、意識が戻ったら棺桶の中。
ここでのおふざけは厳禁です。
1時間ほどで、鎖場に到着。
危ない崖ですが、みんな体力を残せていたので、余裕でした。
私は体重が増えたせいで、心臓が持ちませんでしたけどね。
はあはあはあはあ。
ここ天童岩があるところが頂上。
雌竹ほど、危険な雰囲気はありませんでしたが、岩をよじ登るのは大変でした。
眼下には大きなダムが見えました。
キャンプ場も見えました。
有田の町が見えました。
わたしの率直な感想は、修行僧にとってはおいしい山だなあと思いました。
ここから、黒髪山西光密寺に行きました。
西光密寺は弘法大使の弟子が作ったらしいです。
頂上から下りで650mの距離。
標高差100mマイナス。
そこでご飯を食べる。
※寺の写真なし
再度、黒髪山頂上に向けて歩く。
すると、神社がありました。
白山神社です。
もう少し登ったところには、黒髪神社がありました。
元々、西光密寺と合体してたんだけど、神社と寺を切り離された時に、こっちに移ってきたらしいです。
黒髪山のシンボルはやっぱり岩なんだなあ。
ここまで来ようと思うと、前回のルートでは遠すぎます。
今回は来れてよかったです。
ちょうど3時間40分くらいで下山完了。
登山は「4時間」がいい頃合いですね。
これ以上短いと物足りないし、これ以上長いと気力だけで歩くので山を楽しめなくなります。
疲れ度合い。
まーさの膝かなりブルブル。
まゆこんぐは珍しく膝が痛くならなかった。
店長とヒロロイと朝顔とひろしは特に疲れてなかった。
てるちゃんはぜいぜいと息が上がって後半ペースが遅かった。
RIOは体が重くて(85キログラム)終始息は上がっていたけれどもペースは崩さなかった。
(これ以上体がデカくなったら、崖から転げ落ちてしまう危険性があります)
車で20分。
武雄温泉で汗を流します。
わたし的には「サギの湯」一択。
絶対的におすすめです。
他のはなんか汚いし、露天風呂ないし、休憩スペースもしょぼいんだよね。
風呂が終わったら武雄神社にお参り。
陽も翳ってきていい感じ。
樹齢3000年のくすの木を拝んで、今回の旅は終了です。
この木ですが、おおよそ50%くらい死んでました。
ボロボロと枯れ木が落ちてくるらしく、近くまで寄れない設定になっていました。
この木を普通に見ただけだと、デカくて迫力はあるけれど、死にかけの爺さんに会ったなあ、いつまで生きれるんだろうなあという物悲しい気分になって終わりだったと思いますが、この時はチームラボさんが幻想的な音楽をかけてくれていましたし、ライトアップもしてくれていたので、美しい木の精霊(のようなもの)を感じ取ることができました。
次回はどこに連れていってくれるのでしょうかね。
楽しみです。
RIO