写真が全部で1500枚もあったからブログ書くのすごい大変なんだけども、読むのは一瞬。
いや、今日は一瞬でもないかな。
なにせこの記事だけで写真100枚近く入ってるからなかなか読むのも大変かもしれないですな。もしくは、ウミウシ興味ない人は読まないやもしれぬ。
けどよい。アウトプットしないと覚えないので、勉強のつもりで見たウミウシ整理してせっせかせっせかブログ書いています、本日44歳になりましたマエダサチコです。

さて、沖縄2日目は車を1.5時間走らせてゴリラチョップにやってきました。

通称『ゴリチョ』
奥の岩がゴリラがチョップしてるみたいな形してるからその名前が付きました。
あ、こちらは前日に続き海を案内してくれる金城さんね。

ここは北風をかわせるポイントなので、私たちで言うとこの家康みたいな場所。
北風で冬どこも潜れない!ボートも出港できない!
そんな日でもここは潜れるから、冬でもダイバーで駐車場がいっぱいになるなんて事も珍しくないんだそう。

この日は南風だったので少し水面はざわざわしてたけど、まぁ安全に潜れるレベル。
そしてここがこの旅の本命のウミウシポイント。

外気温26℃、水温22℃あるからもう2月であることなんて忘れてしまってます。
急な温度変化でうちの2B3ちゃん、体調壊して1ダイブお休みするほどでしたからね。
さて。
このエリアは、ウミウシだけじゃなく岩礁帯・砂地・鉄柱と3つのエリアが楽しめます。

浅いところはサンゴがキレイで沖縄らしい熱帯の魚を普通に見ることができます。

サンゴエリアをのんびり潜るのもあり。

デバスズメダイの群れもいたる所で観察できました。

クマノミも色んな種類が居ます。

岩陰にはオシャレなボタンみたいな眼で何を見てるんでしょ?テングカワハギ。

岩の隙間には大きなシマダコの姿もありました。

しかし、今回の旅ではそんなの見ないんです。
なぜならこの日は、きゅうちゃんの500本&ウミウシダイブなので!

きゅう会長おめでとーーー!!
ばんざーい!!

今回ここできゅうちゃんが見たいウミウシは2種。
砂地の『クサイロモウミウシ』と鉄柱の『ピカチュウ』。
ガイドの金城さんにリクエストして、まずは砂地を探しながら泳いで行きました。

するとすぐに!
クサイロモウミウシ発見!

夢中で撮影するきゅうちゃんと、砂を巻き上げないよう気を付けながらきゅうちゃんのまわるをぐるぐる回るみんな。笑

お陰でかわいい一枚が撮れましたね。

産卵を終えたばかりの寄り目が可愛いクサイロモウミウシ。
そして次は順子さんがクサイロモウミウシの仲間ウサギモウミウシを見つけました。

しかも2個体。

こちらも寄り目が大変愛らしい♡

砂地にはウミヘビがにょろにょろと泳いでいたり、

カマスがスイスイ泳いできたり、

ジャノメナマコにナマコマルガザミやウミウシカクレエビが隠れていたりと小さな甲殻類も多い様子。

しかし、今回のメインはこちらの鉄柱ゾーン。

なかなか幻想的な雰囲気。
透明度のすこぶる良いゴミの無い家康。
いや、それはもう家康ではないな。

こちらの鉄柱についたウミウシを探していくんですが、ここの水深が12mあるので何度も上がったり下がったりしてると耳が抜けなくなります。

なので、ここではガイドの金城さんが鉄柱の浅いところについているウミウシを探して水底に持ってくるというスタイル。

次から次に運ばれてくるウミウシたち。

ひろしはだけは相変わらずブレずにヤドカリ探していましたが、

順子さんもきゅうちゃんに見せるウミウシを一心不乱に探してくれていました。

2B3も色々見つけてました。

そしてすぐに!
2つ目のお目当てのウミウシが見つかりました。

ウデフリツノザヤウミウシ、通称ピカチュウ。

初めてみるピカチュウに大興奮のご様子でした。

その後運良く大小様々何個体も見つかりました。

そういうスタイルなので基本的にこの人ここから動きません。

みんながどんどんウミウシ持ってきてくれますからね。

わたしは撮影するよりも探す方が好きなので、幻想的なこの空間をふらふらしながら生物探し。

小さな岩の隙間にアカククリygが潜んでいました。

急にたくさん人が来て少し鬱陶しそうにヒラヒラ。

こちらはツマジロオコゼ。

ハダカハオコゼかと思いきや、ちと違う。
枯れ葉に擬態してこちらもヒラヒラ。
これは、海綿の帽子を被ったカイカムリ。

オシャレ。
こちらはカエルアンコウyg。

鉄柱にはオイランヨウジやオビイシヨウジが多く観察できました。

しかし、この人だけは全く動かず、ずっと下見てました。

そして今回見れたウミウシの中で私が一番嬉しかったのはこちらのバロニアモウミウシ。

ずっと見てみたいと思っていた種。

この写真は順子さんが撮ったものですが、バロニアの球体の中に入っている個体と、これから入るであろう個体と両方が写っています。
このウミウシは球体のバロニアの海藻の中に入って緑色の藻を食べてる超絶レアなウミウシなんです。

初の沖縄ビーチでこのレア種が見れるなんて思っていなかったのでびっくらこん。
金城さんをはじめスタッフの皆様、沖縄在住の順子さん。
楽しい時間をありがとうございました。感謝。
ま、一番楽しんでいたのはいう間でも無くこの人ですがね。笑

まさに天国!

いい500本記念ダイブになって良かったですね。
夜は順子さんのオススメのアグー豚と島野菜が食べれるお店にやってきました。

わたしーしゃぶしゃぶー好き!
ひろしは肉と酒があればいいもんね。

きゅうちゃんの500本もしっかりお祝いし、楽しい夜は更けてゆくのでした。

めでたしめでたし。
ではまた明日。
【ウミウシラボ調査報告】
●実施日:2024年2月3日
●気温:26℃/晴れ時々雨
●水温:22℃
●波浪:南西1m
●潮汐:小潮
●参加者:現地ショップ3名・サンライズ5名
●調査エリア:沖縄本部 ゴリラチョップ
①77分/max12.7m
②75分/max12.4m
③78分/max12.9m
●観察できたウミウシの数:39種

●クサイロモウミウシ

●ウサギモウミウシ

●バロニアモウミウシ

●ゼニガタフシエラガイ

●コナユキツバメガイ

●ミナミヒョウモンウミウシ

●コイボウミウシ

●タテヒダイボウミウシ

●キカモヨウウミウシ

●イガグリウミウシ

●アカツブイロウミウシ

●アオクシエラウミウシ

●キッカミノウミウシ

●ウデフリツノザヤウミウシ

●コモリミノウミウシ

●コヤナギウミウシ

●センテンイロウミウシ

●セトイロウミウシ

●チリメンウミウシ

●ヒメコモンウミウシ

●ヒョウモンイロウミウシ

●フジナミウミウシ

●ホシゾラウミウシ

●クロシオイロウミウシ

●シラナミイロウミウシ

●ミカドウミウシ幼体

●ツノウミウシ

●コトヒメウミウシ

●ブッシュドノエルウミウシ

●ミドリリュウグウウミウシ

●マツカサウミウシ

●パスタチゴミノウミウシ

●ムカデミノウミウシ

●ツルガチゴミノウミウシ

●ハクトウミノウミウシ

●ロータスミノウミウシ

●ガヒミノウミウシ

●ホリミノウミウシSP18

●クモガタウミウシSP4



