ここんとこまた例の風邪が流行っているようでオープンウォーター講習生がキャンセルになったので、この日は久しぶりに志賀島にやってきました。
どーも、前田です。
夏の志賀島といえば、とにかく陸も水中も暑くて、人が多いと思っていましたが・・・
この日は良い感じの曇り空で、ダイバーはゼロ。
我々の貸切でした。
水中は緑色に濁り、水面には大量のアンドンクラゲと思っていましたが・・・
水が澄んでるし、アンドンクラゲも少なくて驚きました。
どんどん沖に進んでも透明度は良好。
今シーズンイチの透明度で10m以上は抜けていました。
水面にはイワシの稚魚と思われる小魚たちが終始ぐるぐるぐるぐる。
水面ではそれを追いかけまわすダツが数匹。
ここで孵化したアオリイカたちも逞しく成長し、それらの捕食に勤しんでいました。
浅瀬にはネリゴの群れ。
岩の隙間には夏の定番季節来遊漁たち。
ミナミハコフグの幼魚に
トゲチョウチョウウオ、
ハタタテダイやカゴカキダイも小さな群れをつくっていました。
ここが玄界灘の海であることを忘れてしまいそうでした。
しかしP8にはクロダイ。
四つ岩付近にはアジや
メジナ、
メバルの群れ。
ハナレ瀬に行くとコロダイやイシガキダイにイシダイの群れがのんびりと泳いでいて、ここが玄界灘であることを思い出させてくれました。
こんな日はナビゲーションも超簡単。
だって見えるんだもん。
チャンマリも琴音も余裕でイカ玉瀬まで行って帰ってこれました。
イカ玉瀬には可愛い顔のヤマドリが居たり、
夏らしいゴンズイやミノカサゴも。
生物観察も楽しめました。
しかし、こんな日でもウミウシラボ会長のきゅうちゃんはウミウシに夢中。
志賀島の夏らしいウミウシや、
レアなアラリウミウシやツルガチゴミノウミウシも見てきたそうです。
生物が多いので繁殖行動や
捕食行動に遭遇する機会も増えるのが夏のダイビングの嬉しいところ。
濁っててクラゲも多くて全く期待していなかったんだけど、久々に入った志賀島の海は透明度抜群で見どころ満載でむちゃくちゃ楽しい海でした。
もう少しこんな日が多ければいいのにな。
タンクや荷物の上げ下ろしが大変なこと、駐車場や施設が遠くて大変なこと。
足場が悪くてケガが多いことや、タンクチャージが大変すぎること。
色々抱える問題が多くて足が遠のいていた近くて遠い志賀島。
これからちょっとは増えるかな。どうかな。
とりあえず明日は唐津に行ってきます。