2018年9月13日。
たちばなさんのダイブマスターコースが開始された日でした。
あれから3年と5ヶ月。
ようやく、ひとつの区切りをむかえた日。
わたしは講習がはじまって2年を過ぎたあたりから、この日を待ち望んでいました。
最終テストのお相手はプロダイバーの壁。勇将ざっきー。
最後の引導をわたせるのか。
バディチェックのとき、ざっきーの右側のBCのねじれに気がついていなかった。
これはいかん。
デモンストレーションのテストは、湾から出た先の砂地で行いました。
テストだからもちろん一回きり。
いざ勝負。
ざっきーはうしろで待機。
マスククリアは、自宅のリビングで何度も何度も練習したんだろうなと予想がつきました。
水温は15℃。しかし、寒さを感じている様子はありませんでした。
ファイブステップ浮上。
水面でウエイトとBC脱着。
BCには空気を入れ過ぎていて、スムーズにはできませんでした。
総評として、練習の成果はふんだんに出ていました。
前回とは比べ物にならないほどに成長していました。
ただ、やはり細かいところの爪が甘い。
例えば、フリーフローのレギを吸う時に、顔をあげる方向が左。
予備の空気源を使って浮上(静止位置)のときにインフレーターのホースを持っていない。サインも不足。
緊急スイミングアセントのときに、フィンピボットを入れていない。
マスク脱着のスキルがわかりずらい。
フィンピボットのときにインフレーターホースをもっていない。
そういうところは減点でしたが、トータルでは合格基準に達しました。
2本目は器材交換。
これは湾内で行いました。
全部交換をしたあとに、水深が2m台まで泳いで上がれば合格となります。
今回はざっきーがドライでたちばなさんがウエットだったので、ウエイトベルトの交換ははぶきました。
今回はこちらの様子は動画にあげていたので、内容をいちいち細かくは書きません。
でも、一応記録として残しておかないといけないので、どんなことがあったのかを箇条書きで書いておきます。
◉ざっきーがひとりでてきぱきとたちばなさんのBCを着せたり、ダイコンをつけてあげていた。
◉たちばなさんはざっきーにフィンをわたすとき、ストラップを緩めることなく、バックルを外して、そのへんにポイした。
◉全部交換が終わって、2mのところに戻る際に、ざっきーのフィンが片方外れた。
◉あと一歩で取れるというところで、たちばなさんがエアーをもらいたいがために引っ張り、そこでパニックになってふたりともあがった。
◉空気を満足に吸えなかったざっきーは酸欠になり、ブラックアウト寸前にまで陥った。
僕はざっきーに近づき、背中に巻き込んでいたざっきーのBCホースを引っ張り出して空気を入れた。
BCに浮力を確保してから、水底に落ちていたフィンを取りにいった。
ざっきーのフィンをはかせてから(サイズが小さいのではかせにくい)、曳航する間、一言も発しないざっきーをみて、本気でやばいと思った。
でも、湾の半分まできたころ、「大丈夫です」と声をかけてくれた。
フィンが片方はずれたとはいえ、水深2.5mまでは帰ってきていたし、ふたりともめっちゃがんばったので、合格としました。
ようやく終わったんだと思うと、ほっとした自分がいた。
まだまだ未熟で問題だらけとはいえ、合格は合格です。
おめでとうございます。
ほんとうによくがんばったとおもいます。
でも、DM取得したからといって、遊んでばかりいたら、これまでやってきたことはあっという間に錆び付いて、水泡と帰してしまうのは目にみえています。
プロとして活躍したいのならば、さらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらに精進して、
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと貪欲にがんばらないといけません。
ということで、がんばりましょう。
毎回のガイドはテストのつもりで。
RIO