2018年11月に当初『ウミウシ会』の名前でスタートしたウミウシ調査。
なんだかんだその頃を含めると12回目の開催となりました。
◎2018年11月 志賀島20種
◎2019年3月 志賀島26種
◎2019年7月 志賀島22種
◎2020年1月 志賀島28種
◎2020年5月 志賀島36種(ここからウミウシ★ラボ)
◎2021年2月 志賀島31種
◎2021年12月 志賀島16種
◎2022年5月 志賀島27種
◎2022年11月 志賀島19種
◎2023年2月 志賀島31種
◎2023年2月 家康16種
これまで不定期開催ではあったけど、12回を開催しウミウシを探し調査をすることで海や海藻の変化に気付けるようになりました。
日本列島には黒潮と親潮という地球最大の二大海流の恵みを受けて1500種の海藻が生息しているというのに、海藻の印象なんてすぐに記憶から抹消されますから、ほんとありがたいです。
ファンダイブのガイドをしている時も、講習中でも素早くウミウシを見つける事が出来るようにもなった気もします。
いいことだらけ。
そして、今後ウミウシについて更に何が知りたくて、これからのダイビングの楽しみにどの様につなげていけるか、今後ウミウシ★ラボをどんな風にしていきたいのかがやっと形になりました!
今年は毎月第一水曜日に『ウミウシ★ラボ』開催することに決めました。(リクエストがあれば別日も開催)
この一年間しっかり調査して、会長と一緒にウミウシのシーズナリティーをまずは作っていくことに決めました。
楽しくて勉強にもなる面白いものができると確信し、今からワクワクしています!
お楽しみに♪
さて。
前回志賀島での調査はちょうど一か月前だったので、変化が分かりやすかったです。
先月と比べてワカメが急に増えました。
というか伸びました。
そうなるとちょっとウミウシは探しにくいですが、この日は海が凪いでいたので良かったです。
これまでで一番没頭できた気がします。
瞑想状態と言っても過言ではないです。笑
結果は下記の通り。
●実施日:2023年3月1日
●気温:16℃/雨
●水温:11~12℃
●波浪:凪
●潮汐:若潮
●参加者:きゅう会長・前田
●調査エリア:志賀島・白瀬
①P1まわりとウミウシ岩(80分)max6m
②P3・P4・P5(80分)max12m
●観察できたウミウシの数:46種(過去最多)
見つけられていない種を含めると今の時期、志賀島には100種近いウミウシが居るのではないかと思っています。
年間を通して今がピークかと。
ウミウシ好きの皆さん今来た方がいいですね。
ウミウシにあまりハマっていない皆さんには、この時期にウミウシの魅力を味わってもらいたいです。
探す楽しみ、共有する楽しみ、観察する楽しみ、撮る楽しみ。
前田個人の昨日のウミウシの感想。
サキシマミノウミウシはかなり数が減りました。
サクラミノウミウシやアカエラミノウミウシ、スミゾメミノウミウシも少しその数が減った印象がありました。
その代わりにサガミミノウミウシとクロシタナシウミウシが爆発的に増えていました。
あとはネコジタウミウシ科のウミウシが急に出てきたので驚きました。
イバラウミウシもネコジタウミウシ科なんです。
クロイバラウミウシの急激な増え方にはちょっと驚きましたがが、いいサイズなので写真も撮りやすいのではないでしょうか。
今年はイナバミノウミウシにもよく会えますね。
風船みたいなミノが個人的にはお気に入りで、好きなウミウシです。
ちゃんと目があるので今度しっかり写真に収めたいと思いました。
以上、ウミウシ★ラボ会員前田がお届けしました。
また来月もお楽しみに。