レスキュー講習は、志賀島で行う予定(潜り放題も兼ねて)でしたが、
当日、玄界灘は大荒れ。
春は、荒れたり落ち着いたりを繰り返しますので仕方ありませんけどね。
今回、北うねりをかわせる唐津の鎮西家康ポイントに向かうことにしました。

レスキュー講習初日。
講習生ひとりにつき、ダイブマスター(候補生も含む)がひとり付く贅沢な講習となりました。

器材セッティングからのストレスの管理。
ストレスを受けたダイバーは、フードとマスクが斜めセットされたりします。
レスキューダイバーたるもの、初心者対しては特にストレスを与えないよう注意を払いたいところです。

レスキューダイバー向けスキルチェック。

普段ほぼほぼ外すことのないマスク。
唐突に外すと、水の冷たさに目が醒めるようなストレスを感じます。
自分のストレスに対する加減を知ると、相手のストレスにも敏感に察知できるようになります。

レスキューダイバーであれば、シグナルフロートごとき、さっと上げられるのは通常モード。
日頃から練習しておきましょう。

海藻の真似。
レスキューダイバーたるもの、緊張しまくった初心者ダイバーをくすっとさせるスキルも必須です。

疲労ダイバーえいこうのスキル。
ダイビングにおいて、疲労ダイバーはよくある現象のひとつ。
でも、いきなり引っ張るんじゃなくて、まずはコミニュケーションから。
「えへ、どうですか?先生。僕上手に引っ張れてますか?」

「おう、にいちゃん、よかぞ。その調子でいけ。ばってん口が渇くばい。おかしかなあ〜!」
遠くまで曳航するなら、足から押す方が楽で早いです。
しかし、この曳航方法には弱点があります。
曳航中、疲労ダイバーが回復していても、それがすぐにはわからないことです。
最後まで押し続けて、「ども、ありがとさん。」と、人力車扱いされないよう注意しましょう。

パニックダイバーへの対処スキル。

フィンを落とした、でけえ男に真っ向勝負は挑みません。

イルカのように潜り、クジラのように救助します。
助けたあとは、トラウマを残さないよう心理ケアを施します。

な!

横にゴロンゴロン転がるクレイジーダイバーへの対処スキル。

横にゴロゴロ転がるダイバーを今だかつて見たことはありませんが、確率はゼロではありません。
ストップモーションからの呼吸アシストを行っていきました。

エア切れからのパニックダイバーの対処。

エア切れ&パニックは手に負えませんので、手に負えるよう練習しておきます。
その他、トラブル対処の練習も行いました。

マスクのトラブルへの対処。

マスクのトラブルは、フィントラブルより強めのストレスを受けがちですのでしっかり練習。

くまもん兄弟もがんばっていました。

後半戦はしっかり1時間20分お昼休みをとり、ミーティングからスタート。

要救助者の引き上げスキル。
女性だと、簡単に引きあげられます。

大柄の男性でもウエットスーツであれば、そこまで重くありません。

ドライスーツに、超重量級のウエイトを装備した大柄の男性の場合、コンクリートブロックのように重くなります。
ようやく持ち上がったと思ったら、水深4mあたりから急浮上パターンにおちいります。
BCの操作が繊細になります。
練習は、そのへんに転がっている大きな石で行えばよかです。

潮が引ききったあと、満ちてきました。
そろそろ帰る時刻です。
全部のスキルを終えていませんでした。
お昼ごはん休憩が長すぎたせいでした。
でも、これだけはやっておかないといけません。
意識不明のダイバーを海から陸へと引き上げるスキルです。

大柄の男性が要救助者の場合、「重さ」だけでなく、手が届きにくいという物理的な制約が出てきます。

レスキューの様子は「サンライズ公式インスタグラム」で随時更新予定です。

レスキューダイバー講習は次回の海洋講習で認定となります。
前日は、深酒をせず、しっかり寝て、万全の体制でお越しくださいませ。



