ここんとこ北風が続いているもんで、昨日も唐津にやってきました。
どーも前田です。
外気温は高かったけど、冷たい北からの風が吹き初秋を感じさせるような一日。
初夏なんでですけどね。
お陰で志賀島は連日クローズなので、前日とても穏やかで透視度もよかったKMSC前ビーチ(捨て瀬)です。
ちょっと久しぶりにダイビングに来た立花さんはDMのカードが届いて大変嬉しそうにしていました。
最近は仕事のストレスで毎日疲れ果ててるそうですが、やっぱり海に来ると元気になるねと、嬉しそうに話していました。
58歳で始めたダイビングがこれほどまでに立花さんにとってかけがえのないものになったことに大変喜ばしく思います。
そんな立花さんは、MSDふじことバディダイブ。
私は、60歳からダイビングを始めたしもつらさんのオープンウォーター講習を担当してきました。
自分が子供の頃に思い描いていた60代ってこんなじゃなかったな~。
人生100年時代、始めるのに遅すぎる事なんて何にもないんですね。
水温が17~8℃まで上がったので、インナーを薄手に変えてみました。
水中は前日よりかは濁っていましたが、前回透明度1mの志賀島に潜ったっしもつらさんにとってはかなり綺麗に感じたと思います。
海草も活き活きしています。
今年もまたウミヒルモの花をじっくり観察したいですね。
そんなことを思いながらウミヒルモを眺めていると、ヤマトウミウシが出てきました。
このウミウシ、久々に見たけど触角が海草みたいなんですね。
かわいかないけど、ついつい見入ってしまいました。
海草の中には、お腹の大きなオスのサンゴタツの姿もありました。
ヨウジウオ科の魚たちの繁殖シーズン真っ只中のようです。
初心者でも簡単に見つけられるほどその数は多いです。
ふじこと立花さんは変な貝を観察していました。
(ピントが合っていませんが水管の出たピンクっぽいやつ)
店に帰って調べてみると、タマクラゲのポリプがついたムシロガイであることが判明しました。
なんでも、タマクラゲという極小のクラゲは、生きたムシロガイの殻の上でしか生きることができず、ムシロガイが死ぬとポリプもクラゲを出して死んでしまうというのです。そんな奇妙な生き物がいるとは知りませんでした。
わたしがダイビングをはじめてたかが15年そこら。
ちょちょっと海に潜っただけではまだまだ知らないことだらけなんですよね。
私の知ってることなんて長い長い地球の歴史と自然の摂理の中ではゴミみたいなもんだなと、改めて感じることとなりました。そらそっさね。
オープンウォーターのしもつらさんは、そんな未知の世界に足を踏み入れました。
前回同様はじめは体中に力が入りまくって、うまく体のコントロールが出来ず、浮いたり沈んだり水底をロケットの様に煙幕たてて這ってました。
これでは水底にお腹の大きなサンゴタイツが居たら踏みつぶされて死んでしまうかもしれませんね~。
海草たちの根っこも引きちぎれてしまいますね~
厳しいフォトダイバーが居たらSNSに悪口書かれますね~
そしてなにより、楽しくないですね~~
ダイビングはやっぱり中性浮力をとって浮遊感を味わって泳いでいただきたいものです。
環境にも水中生物にも他のダイバーにも、それが正解ですよね。
そうそう。
その方がコンパスもやりやすいですね。
生物を見る時はゆっくり丁寧に着底し、去る時は肺の中に空気を入れて、体が浮いたらそっとフィンを蹴ります。
なかなか慣れるまでは難しいけども、少しずつ上達していけばいいですね。
次回も頑張りましょう。
では、また明日。
~~~ゴールデンウィークのご案内~~~
4/29 呼子
4/30 呼子
5/1 唐津ボート
5/2 休み
5/3 志賀島5ダイブ ※満員
5/4 どんたく鑑賞(つばさの博多にわかを見に行きます)
5/5 青海島浮遊系(写真家の鍵井さんいらっしゃるそうです)※満員
5/7 辰ノ口
5/8 志賀島
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