今日は5ダイブの日。白瀬からブログを書いてます。
5ダイブ全部潜ったら、僕の体は窒素過多で減圧症になるので、1本目と5本目(ナイト)だけ潜ります。
5月の初日。
ウミウシを探しにボートダイビング出ました。
凪になったので、OK。
初夏の松島はどうなんだ。
ワカメの巻き付く「ケーソン」が1本目の舞台。
水温16度でノーマルウエットスーツを着ているひろし。
僕のバディだ。
ぴったり後ろからついてくるので、ガイドから外れてバディダイビング行動に変えました。
ひろしはヤドカリ以外に興味がない。僕もあまり深いところにはいきたくない。
でも、最初の方はみんなについていきました。
何かと忙しいコンバットさんが横にいました。
海に潜っている姿をひさしぶりに見ましたね。
ウミウシ撮影に余念がないようでした。
そのお隣には、店長とバディを組んでいた立花さんがいました。
立花さんは6キロ痩せたせいで、指がブルブルしていました。
まずは、サクラミノウミウシがいっぱいいた。
50匹はいたかな。
これはつい最近見た、ニホンアワサンゴではないか。
量は、周防大島の1/100だけどね。
綺麗だった。
ガイドのともきさん。
こちらはしろうさん。
「75やけど、まだまだやれるばい!」
カギ持って、フクロノリ外したり、ブイ掃除したり、そんなガイドはこの現代において、絶滅危惧種。
そう考えると、いてほしいような気もしてきた。
サンライズ組はコンスタントにウミウシを見つけた。
ハナオトメウミウシ。
コンバットはウミウシの角度を知っているなあ。
ツルガチゴウミウシ。
これはてるちゃん。
構図がうまくなってきているなあ。
サガミノウミウシの幼体。
色がまだない。
コヤナギウミウシ。
たまがわこやなぎじゃないよ。
これはめずらしい。
ニコラスリュウグウウミウシだ。
外人系ウミウシ。
セトリュウグウウミウシもいた。
めずらしくシロウ氏が僕に教えてくれた。
サンゴタツもいた。
いつもは捨て瀬でしか見ないから新鮮。
しかも水深20mにいたね。
1本目の最後に、ミアミラウミウシ。
南国的なウミウシ。
ケーソンに帰ってきた。
僕とひろしはケーソンをぐるっと回って、イサキの小さい群れを見ていた。
だから、ミアミラウミウシをみていない。
ひろしはこういうのが好きなのだ。
・・・・
そういえば、深いところで立花さんはトラブルを起こしていた。
どういったことが起こったのか、安全に関することなので、参考までに記しておこう。
水深20mでレギが取れたのか外したのかわからないけれど、とにかく、リカバリーができずに、レギがないまま水深15mまで浮上。
浮上しながら、自分でレギを見つけてくわえた。
けれど、ホースが反対から出ていた。
とりあえず、呼吸が落ち着くまで待つ。
レギを戻すために、店長がオクトパスを口元に持っていく。
レギを外して、オクトをくわえる。
店長がレギの「からみ」を直す。
オクトからメインのレギへ。
正常にくわえなおすことに成功。
こういうことは命に関わるので、白瀬で練習しておこう。
休憩は松島で。
お昼ご飯は、昨日、僕がリクエストした「魚」の入った料理だった。
なんの魚かわからなかったれど、魚であることは間違いなかった。
この料理に、名をつけるとするならば、ハヤシライスだと思う。
風が吹いて、日が陰っていたので、ウエット組は寒そうにしていた。
けれども、僕は寒くなかった。
だからというわけではないけど、余ったご飯とルーを皿に乗せて、残らず平らげた。
食ったら、減圧症がなくなるばい!
と、しろう氏が言った。
腹がいっぱいになって苦しかったけど、まあいいさ。
2本目は馬渡島のケーブ。
潜っていきなり、ミズタマウミウシラッシュ。
四個体はいたのかな。
そろそろ減ってきたとか言ってから、これが最後かもね。
ミズタマウミウシはある一線を超えると、忽然と消えるからさ。
僕とひろしはみんなとは違うところにいたから、見てないのだけど。
その横にはニシキウミウシの子供がいた。
もちろんお父さんもいた。
お父さん、かわいくない。
ミアミラウミウシここにもいた。
これは僕もひろしも見た。
大きくて迫力がある。
これは人気でる。
2本目の目玉はなんといっても、「ハダカゾウクラゲ」だ。
5mくらいのところを漂っていた。
中型浮遊系生物。
顔の真ん中に、象の鼻みたいなものをぶらさげている。
その上には、とってつけたようなクロゴマみたいなふたつの目。
その視線の先には何が見えているのだろうか。
3000本潜ったおじさんもハダカゾウクラゲをじっと見つめていた。
こんな不思議な生物が潮に乗ってただよっているなんて、海にはまだまだ知らないことが多いなあ。
そのあと、ハダカゾウクラゲは、尻尾を左右に振って、僕らの前から姿を消した。
さようなら。
というわけで、その他の様子。
帰りがけ、コンバットがハヤシライスを唐津の海に浮遊させていた。
ひろしとはまちゃんは海の中ではほとんど寒くなかった。
つばさはきゃーきゃー言っていた。
てるちゃんはバディを無視して、店長のうしろをついて、生物を狙っていた。
しろう氏は船を洗うときも元気だった。
ハヤシライス2杯。
バナナ、マシュマロ入りヨーグルト1杯。
ゆで卵。
豆腐バー。
そして、唐津バーガー。
もう満腹だ。
RIO