今日はドライスーツについて書いていきます。
ドライスーツの利点はなんといっても濡れないところです。
体が濡れないので、お昼休憩中の不快な蒸れ感がありません。
それにより、お尻や足の付け根なんかに吹き出物がほとんどできません。
着替えも早いので、海から上がってその10分後にはフランスのディナーが食べれます。
クラゲなどの浮遊系の生物に刺されません。
ウエットスーツだと首から、足首から、手首から、水が入ってくる時にクラゲなんかの小さい触手が入ってきます。
ドライスーツは首元は長くてしっかり守られているので、フードを被ればほぼ100%大丈夫です。
ドライスーツは疲れません。
体とスーツの間に空気が入っているので、皮膚呼吸できるからです。
ウエットスーツで潜った時の水圧ぐったり感がゼロになります。
そういう意味では、じっと写真を撮りたい人にはドライスーツは最高のアイテムです。
寒さ感が少ないです。
ドライスーツは常に乾いているので、1ダイブ目に残った寒さを2ダイブ目に引き継ぎません。
いつでもフレッシュなのです。
では、ドライスーツの欠点はどこなんだいと聞かれそうですね。
一応、考えてみました。
でも、見当たりません。
客観的な立場になれば、見つけられますけどね。
でも、そんなあげ足とりみたいなことしてなんになるんですか?
ドライスーツに欠点なんてないと僕は本気で思っているんですから、それでいいんです。
ウエットスーツの欠点は、ちょっと書きましたが、あれは欠点なんかではありません。
世の中にはクラゲに刺されたい人だっているだろうし、水圧で疲れたい人だっているからです。
上記に書いたことはあくまで僕の主観であって、万人にとっての正解ではありません。
僕は濡れたくないし、クラゲに刺されたくないし、吹き出物を作りたくない。
だから、ドライスーツが好きなんです。
ドライスーツを着て潜っても、特に不便はありませんし、疲労もありません。
みんなにそんな重いウエイトつけてしんどくないのと言われますが、しんどい時もあればしんどくない時もある。
でも、それはウエットだってしんどい時はあるわけだし、同じです。
どう潜るか、誰と潜るのかが大事なのであって、スーツのせいではないんです。
ただ、僕の主観としては、ウエットスーツは陸上に上がってからの不快感がとても苦手なので、できればドライスーツで潜りたい。
でも、腰が痛い時は、ドライだと潜りずらい。
なので、僕にとっての正解は、「腰が痛くなるほど頻繁に潜らないように注意しながら、ドライスーツで潜る」です。
そういうわけで、ドライスーツを使う際は、自分にとってのドライスーツはどこが利点なんだろうという点に意識を向けてください。
欠点に意識を向け出すと、欠点しか見えてこなくなります。
利点だけを見つめていますと、反対側に自然な形で欠点が浮かび上がってきます。
そしたらその欠点を紙に書き出して、その欠点をじっくり見つめます。
なんで私はこの欠点を欠点だと思うんだろうと、考察してください。
すると、実は欠点であることが実は利点だったりもしますし、やっぱり欠点だったりします。
そうやって、自分の中で、こうでもない、ああでもないと上に行ったり下に行ったり右に行ったり左に戻ったりしながら、自分なりの見識を身につけてください。
そうすることで、ダイビングはより面白くなると思います。
RIO