夏の志賀島はとにかく暑い。
ここ数年の夏は特に暑い。
昨日も最高気温は37℃と猛烈に暑うございました。
どうも、前田です。
そんな暑い夏の志賀島にあればいい物といえば、つば付きの帽子。(オニヤンマ君付)
タープを張っていても人が多いと入れなかったりするので強い日差しを避けれる帽子は必須だよね。
(アブや蜂も多いのでオニヤンマ君が居ると更に安心)
あとは、サングラス
海で使うサングラスは、水中がよく見える偏光レンズがいいよね。
私はどうせすぐボロになるのでムラスポで買ったチャンピオンの安物を使ってます。
あとは、熱中症対策に凍った麦茶と
塩分補給アイテムがあれば生き返りますね。
それから、日差しが強い日はもうUVカット機能のついたマスクじゃないと使えなくなりました。
明るくてくっきりとした視界を確保してくれるのに、紫外線から目を保護してくれて水面でも全然眩しくないので、私は普段はGULLのマンティス5を使っているんですが、日差しの強い日にはTUSAのパラゴンを使っています。
GULLとTUSAから色んなデザインのものが出てるので、普通のレンズのマスクしか持ってないという方は日差しが強い日用で予備マスクとしても持っておくべきだと思いますね。
それらの準備を整えたら夏の志賀島には出向きましょう!
さて、昨日は毎月第一水曜日に開催している【ウミウシ★ラボ】の日。
真夏の志賀島で魚を見ずにただ岩に張り付いてウミウシだけを探すだけのダイビングなんて正直はじめてのこと。
ウミウシしばりのダイビングに行ってきましたー!
しかもこの日は毎年7月末~8月頭にP6に登場する≪フジナミウミウシ≫を見たかったので、いつものコースで巡るウミウシラボ2本に加えて、ファンダイブ1本の合計3本を贅沢に潜ってきました。きゅうちゃんばんざい。
前日は透明度もいまひとつで、ぬるくて夏の終わりの気配だと聞いていたので、期待せずに入ったのですが・・・
どうやら急にいい潮が入ってきたようで、水温25~27℃と快適。
透明度も10m近く見えていました。
毎年7月終わりから8月の頭に僅かに訪れる志賀島のベストシーズンというやつに遂に入ったようです。
海は数時間でガラッと様子が変わるし、何が起こるか分からないものですね。
いいサイズのイサキの群れも所々に入っていました。
クロダイにマダイにスズメダイ、メバルにニザダイに子メジナ、アジにイワシにボラと、とにかく魚が多かった。
夏魚たちの姿も多く、
カサゴもあちこちで獲物を物色していました。
しかし、3ダイブ約230分。
この人ずっと下見てました。
いつ振り返っても下見てました。
きっとこの人、ジンベイ来てもマンタ来てもウミカメ来ても気付きません。
でもそれがウミウシラボ。笑
ただただウミウシを探し見つけて観察して撮る。
それでいいんです。
その甲斐あってウミウシも夏にしては結構見れたんじゃないかと思います。
なかでも昨日多かったのはこちらのメリベウミウシ。
ヒメメリベにムカデメリベ大小様々観察できました。
こちらのメリベウミウシ、柑橘系のにおいがするんです。
そのにおいで海藻好きのクロダイやアイゴなど柑橘系のにおいが嫌いな魚から食べられない様に身を守っているんです。
似た海藻が増えたせいなのかよく分かりませんが、とにかく一気に個体数が増えました。
匂いだけではなく、その形や泳ぐ姿や捕食する姿、どれも個性的で面白いウミウシなので是非夏の間に探してみてくださいね。
あとは、タマガワコヤナギウミウシがちらほらと出てきました。
そして夏の人気ウミウシも登場です。
やっぱりP6に居たのをウミウシLOVEの会長きゅうちゃんが見つけました!!
そして超かわいく撮りました。
きゅうちゃんは粘らずに短時間で数枚だけ撮影するけど、いつもクオリティーが高いのでとても感心してます。
ウミウシの可愛いところが分かってるだけじゃないんですよ。
彼、ただのウミウシ好きに見えて実はむっちゃ勉強熱で、陰でむちゃくちゃ努力してますから。笑
他にもタツノオトシゴのチビや
ミナミハコフグのチビも数個体観察できました。
この感じのいい透明度がしばらく続いてくれるといいのですが、そればっかりは誰にもわかりませんねぇ~。
ぼやぼやしてたらすぐアンドンクラゲと濁りに侵されてしまいますよ。
では、また明日。
この日のウミウシ★ラボの調査報告はこちらをご覧ください→2023年8月2日ウミウシ★ラボ