昨日のブログでも言っていましたが、本当に梅雨の終わりみたいな天気。
梅雨入りしてジメジメとした不快な湿度を感じる頃、玄界灘の水温も上がってきます。
今年は例年よりも水温の上がり方が遅い。
そんな中でもしっかりと季節は移ろい行きますので、そういうことをお伝えしようと思います。
ふーみんです。
今日も朝からドカっと雨が降りました。
店長も今日から衣替えでロクハンです。
これまで使用していた物とは違い、ワールドダイブ社の物を初卸です。
玄米とお揃い。
体格差がすごいけど同じロングジョンです。
玄米もノリノリ。
僕はワールドダイブ社の物を着たことがないので分からないんだけど、MOBBY’S社の伸縮性に富んだ両面ゴム素材ではなく、裏地の素材のすべりがよく、すごく着脱がしやすいんだそう。
初めてロクハンに足を通した瞬間に破った僕としては、結構気になる…。
破れやすい、着脱しづらいというイメージがあるロクハンだけど、ワールドダイブ社の物は、はじめての人でも安心して着ることができそうとのことでした。
雨が降り気温も上がるけど水温は上がりきっていないこの季節、正直僕としては選ぶ保護スーツはロクハン一択。
予算やメーカーごとの特徴、取り扱い方法などでいろいろ検討している皆さんは、是非スタッフまでご相談ください。
ロクハンの良さならベラベラ喋れる気がしますので。
さて、それではダイビングの様子。
透明度は先週よりも改善。
太陽が出ていないので、日の光は届きづらくはありますが、水は澄んでいて視界は良好でした。
ロクハンコンビの二人は、玄米の魚の見分け方SP講習。
メバルやカサゴをはじめ、玄米が知らない玄界灘に住む魚を見てスケッチして学びました。
魚以外の生物も観察してスケッチ。
先週に引き続き、ハナイカが見れたそうです。
そしてこれ。
先月、鹿児島で見たケムシクラゲ。
クダクラゲ目ケムシクラゲ科。
ケムシクラゲ科に属するのはケムシクラゲ属のみだそう。
細長い1匹のクラゲではなく、小さな「個虫」と呼ばれるクラゲが集合していて、長さが100mを超える種もいるらしい。
「個虫」は部位によって浮きの役割をするものや、泳ぐ役割をするものがいて、それらがコロニーを作ってこの形態になっているみたい。
あまり見られる生物ではないので、見れたらラッキーですね。
その頃僕は、まゆこんぐとてるちゃんを連れてファンダイビング。
立派なメカブをターゲットにスナビクニンを探したけどNoビクニン。
(店長たちはみたらしいけど…)
その代わり、たくさんのウミウシを見ました。
花のようなハナイロウミウシは着実に個体数を増やしています。
ゴマフビロードウミウシも個体数を増やすべく交接に励む。
目が覚めるような色合いのセンヒメウミウシは深場に。
サガミイロウミウシが見られたので、いよいよ夏が来たという印象を受けます。
先週まで観察できたアユカワウミコチョウは今日は不発だったけど、小さなキイロウミコチョウもいました。
あとは、あまり見かけないのはこちらのネズミウミウシ。
産卵していましたので、これも個体数を増やしてほしいですね。
マクロ派のてるちゃんも、たくさんウミウシが見られて大喜びでした。
次回はストロボのケーブルを忘れないようにしてね!
2本目は店長以外のこのメンバーでファンダイビング。
まゆこんぐがガイドを務めました。
日頃非常勤スタッフとして活動している中、自分以外のガイドで潜るってなかなか機会がないので、ちょっぴり新鮮な感じ。
四つ岩まで行くと、深場はウミウシよりも魚。
P4の上の方には、イシダイ、ホンベラ、メジナ、イサキがさくさんいて圧巻。
水底付近には妊夫のタツノオトシゴ。
今にもチビ達が出てきそうなくらいお腹がパンパン。
岩の隙間にはマダコがいたりなんかして、生物観察を楽しみました。
帰りがけは沖に居たはずのカブトクラゲの大群がP2付近まできていて視界を遮られつつ…
(これモヤモヤしているのは全部クラゲです。)
とにかく生物が多くて、どこそこでベルがリンリンリンリン鳴り響く楽しい楽しい2ダイブとなりました。
さぁ、サンライズは明日も志賀島でダイビングです。
この時期の醍醐味ともいえるアオリイカの産卵シーンを観察できるかもしれません。
繁殖期に入り、体色を変えたり求愛行動をとる生物を観察できるかもしれません。
まさに四季を感じる志賀島白瀬。
そこで目一杯遊びたいと思いますよね。
楽しむためには、楽しむためのスキルが必要になります。
OWよりAOWのライセンスを持っていた方が楽しむスキルを学ぶことが出来るし、今日の玄米のようにSPでさらに学びを深めて生物の「見方」を養うということは非常に有意義だと心から思います。
また、楽しむためにはストレス減らすのが肝心。
そのための装備が万全か、衣替えのこの季節に今一度器材の状態などを確認したら良いと思います。
楽しく遊ぶためのご相談は随時承っていますので、お気軽にご相談ください。
それでは、また。