朝シャワーさんに着いたら、現地集合のつむつむが何やら慌ただしく動き回っていました。
どうやらシャワー室の入り口前の水道管が破裂したらしく、地面のコンクリートの裂け目から水が湧き上がっていました。
つむつむは、それを見るや否やすぐに水道工事業者の手配をしてくれていたというわけです。
半月前に屋根が壊れた時も自ら修理をしてくれた心優しいつむつむ。
そしてそのつむつむが来る時を狙ったように壊れる水道管。
困った人のために何かしたいと思うのは当たり前なんだけど、実際に動けるかは全然別で、つむつむみたいにさっと動けるってかっこいいなと思いました。
そんなつむつむも本日60本目のダイビング。
MSDになる条件を着実にクリアして、レスキューダイバー講習を控えています。
こうやって楽しみながら頑張るつむつむMSD認定を、我々サンライズスタッフは全力でサポートする所存でございます。
頑張れつむつむ!
そんなつむつむの今日のダイビング。
必殺オーラ隠しのRIOさんとマンツーマンでのファンダイブ。
RIOさんはサンライズオーナーなのに、そのオーラを隠しているせいで、昨日のゲストにバイトの兄ちゃんだと思われていたらしい。
お客様目線では昨日のスタッフは、サンライズを頑張って切り盛りする店長と東区出身の先輩後輩バイト(RIOさん&小夏)に見えていたみたいです。
ちょっと面白いですね。
ダイビングの内容は、ナビの復習を行ったそうです。
レスキュー講習でもナビスキルは必須なので、遊びながら身に付けることは非常に大事です。
頑張れつむつむ!
そんな海の中はと言いますと。
相変わらず透明度が安定していました。
ナビの復習には最適な環境でした。
水面から上を見ると気持ちのいい日光が明る降り注ぐ。
一時期大量発生していたカブトクラゲは姿を消し、同じ種類のウリクラゲがチラホラ。
まだ憎きアンドンの姿はありませんでした。
玄界灘の名物メバルたちは、チビが至る所で観察できます。
ホンベラやスズメダイなどのチビ達もたくさんで、生命力を感じることのできる季節です。
先日、唐津にもいたカラスキセワタも。
この前はちゃんまりが綺麗に撮ってくれていましたが、この日はRIOさんがこんな感じに撮ってくれていました。
生命力豊かな玄界灘でどんどんスキルアップして立派なMSDになってください!
頑張れつむつむ!
そしてゲストがもう一人。
前日リフレッシュダイビングを行った、埼玉県からお越しの兼業農家のタケシさん。
海の無い埼玉県にお住まいで、もちろん志賀島は初めて。
前日とは違う環境の海に、朝からドキドキワクワクだと仰っていました。
初めて白瀬に潜る方には、やっぱりベラ達と戯れてほしい。
この日は一段とベラ達が元気だったような気がします。
あとはP8のフラフープをくぐってほしい。
上手にくぐれました。
魚の群れも見てほしい。
アジにカマスが群れる時期です。
そしてやっぱりウミウシを見てほしい。
シロウミウシ、シラヒメウミウシ、マンリョウウミウシ、コノハミドリガイなどを紹介。
そうしていると現れるレア種。
フジナミウミウシ。
普段からウミウシを見ていないとレアだとか何だとかは分からないと思いますが、タケシさんも「かわいい」と仰ってくれて、嬉しかったです。
白瀬の中を上から下まで満遍なく見て楽しんでいただけました。(多分。きっと。)
また海なし県に戻って寂しいと思いますが、またお会いできるのを楽しみにしております。
今回と同じように二日間いらっしゃることができるなら、遊びながらスキルアップできるAOWの取得に挑戦するのも良いかと思います。
さて、白瀬の水温は深場までしっかり水温が上がり27℃になりました。
深場までこのくらいの水温で安定する頃に姿を現すソラスズメダイもチビの姿が散見されました。
水温が変わり、ワカメが終わり景観が変わり、観察できるウミウシの種類が変わり、あらゆる種類の幼魚が増え、その成長を見る。
見るだけではなく、身近なホームグラウンドの生き物として見届ける。
そうやって身の回りの環境を有難く思いながら潜ると、そこにいる生き物へ愛情を持つようになりました。
ダイビングインストラクターとして、サンライズスタッフとして、そういう気持ちを伝えることが出来るガイドがしたいなぁと常々思っています。
まぁその気持ちの一割も伝えられているかどうか・・・・という感じですが、これからも精進していきたいと思います。
幸い、身近に目指したいガイドがいるので、それに近づけるようにという感じです。
みんな一緒に潜ろうね!
それでは!
ふーみんより。