こんばんは。前田です。
朝一番に海況を確認したら北西の風予報になってた。
潜れないかもな、、、
と不安を胸に白瀬に着くと、そこまで荒れていなくて安心しました。
キュウもまりちゃんも前日に海に来る予定だったのを、予定を変更してまで今日ダイビングに来てくれましたので。
あ~よかったわ。
年間を通して一番水温の下がる3月頭。
冬の風物詩ボラの大群が至近距離で見らました。
冬のボラは目に脂肪がついて目がよく見えないので結構近くまですごいスピードで寄ってくるんですよね。
そしてダイバーの存在に気付くと急に方向転換して逃げてくから一瞬ドキッとします。
キュウはそれにとてもビビってました。
キュウはアカクラゲにもビビってました。
大きい体で意外と涙もろくてビビりなキュウ。
まりちゃんはクラゲに刺されて唇がセクシーに膨れ上がっていたので、対処法を教えてお薬をぬりぬりしてあげました。
経験して学んでいくのです。
現在水温11度。
冷たい海の中で、海藻たちがこれから生まれ来る新しい命の為にどんどん酸素を作り出していました。
これから北風が吹いたり南風が吹いたりして、水温が上昇し、海藻が溶け、プランクトンが増え水が濁ってくるでしょう。
いまのところまだ浅瀬はきれいですが。
とはいえ基本的に水深8mよりも浅い場所はワカメの森なので、ナビスキル必須の海と化しています。
重油が博多湾に流れ込んだ今年は玄界灘のワカメどうなの?
なんて話も聞きますが、例年通りとても美味しそうに育っています。
チェーンが見えず迷うと困るので、チェーン周りだけ少し刈らせて頂きました。
体がとても温まります。
寒くなった人は、
①ワカメを狩る(生物に注意する)
②タンクを沢山運ぶ
③キックボードをこぐ(黒瀬往復250キック)
④ちゃんぽんシャワー
これで大変温まることが出来ます。
寒さ知らずの我々は2ダイブ150分ウミウシ探しに没頭してきました。
沖に行かないとワカメに邪魔されウミウシを探すことなんてできませんので、1本目は久々にイカ玉瀬まで足を運び、
2本目は四つ岩付近で遊んでまいりました。
小さすぎて判別できない何かの稚魚たちがすごい数泳ぎ回っていました。
大半は冬に繁殖を行うメバかカサではないかとにらんでいますが、さてどうでしょう。
タツノオトシゴにも遭遇。
肉食魚が少ないので油断したコケギンポが見られるのもこの季節ならではですね。
ヤリイカも産卵に来ているようで、今日の玄界灘沖にはイカ釣りの船が多く出ていました。
イカにもオトシゴにも興味がないキュウはいう間でも無くただただウミウシ撮影。
まりちゃんもだいぶカメラに慣れてきた様子で、いい写真が増えてきました。
流石、カステラカップ優勝者。
今日の初めましてウミウシは、こちらのキツネビミノウミウシ。(たぶん)
3匹連なっておりました。
ウミウシが増えてきた志賀島、寒さ対策をして楽しみましょうね。
では、今日は2人の撮影したウミウシたちでお別れです。
名前は簡単なので自分で調べましょう。
さようなら。
また明日。