腹筋をしても腹だけやせたりはせんぞ、ことね。
脂肪は体を取り巻く水飴みたいなものだからな。
筋肉みたいに部位でわけることができんのじゃ。
腹を痩せさせるためには、全身の脂肪をまんべんなく落とさんといかん。
そうせんことには、腹筋をしてもなんの変化もないんだ。
エステで部分痩せなんてもんは詐欺だ。騙されてはいかん。
しかし、腹筋は大事だ。
腹筋がないと、水中で体をおこせんからな。
ふだんどのくらいの腹筋をやっておるんかのう。
ちょっとやってみせてもらえんか。
う〜〜ん
きついです〜〜
ここ坂になってるからやばい〜〜
手使ってもいいですか〜〜
おねえちゃん??
そんなことじゃ、腕がなくなったら、ベットから一生起き上がれないにゃ〜〜
寝たきりだよ
おいらみたいに腹を割りたければよ。
食うもんをさ、豆とささみに変えるこったな。
ことねの1本目。
適正ウエイトでしたが、水面からすでに足が浮いていました。
水中に入ると、ドライに空気を入れるたび、前につんのめりました。
体をひっくりかえして、空気を抜き、体勢を立て直しました。
それを繰り返すこと10分。
ことねはパニックになってきました。
ことねはマスクに涙を溜めて、帰りたいと言い出しました。
前回の、店長&せーなの「逆立ち事件」を思い出したと言っていました。
かわいそうになってきたので、大ちゃんは置き去りにして、一旦岸に戻りました。
アンクルウエイトを片足1キロづつに増やし、ゴムフィンに履き替えて、ベストのおもりを1キロ減らして、腰に多めにつけました。
オモリは、ベストとBCに入れれば前荷重。
腰と足首につければ後ろ荷重になります。
ことねの配分はBCに1キロでベストに3キロ。
足に1キロで腰に8キロ。
ちょっと後ろすぎるんじゃないのかい?
そんであなたの体型で「13キロ」っておもたいんじゃないのかい??
こっちこっちで、カメラ浮きすぎなんじゃないのかい??
本人に聞いても、足は重たくないっていうもんだから、それは正解なんだ。
フィンも沈むゴムにしたので、それもよかったみたいです。
ウレタン素材のフィンはちょい沈むくらいなので、足ががっつり浮く人には向いてない。(女子は基本浮きやすい)
大ちゃんのフィンはプラスティックなので、基本浮くんですが、足が沈む人には問題なし。
教訓としましては、体型によって、ウエイトの配分をガラッと変えることです。
ことねみたいに背が低くて、脂肪が多い女性は、信じられないくらい足が浮く。
それは物理的な問題だから仕方がない。
脂肪は浮く。大きいものは浮く。
だから、足を重くしなければいけない。
しかも背が低いとドライの中の空気も移動しやすい。
ある程度、背が高ければ、太っていても、膝で空気がストップするので、大丈夫なのですけどね。
それがいやなら、足痩せすること。
つまり、全身痩せだね。
そうしないと、いくら腹筋を鍛えたとしても、腹筋だけで体をまっすぐにするのは至難の技ですからのう。
ほほほほほ。
おいらみたいに、筋トレすればいいんじゃない。
このメガネ銅宝箱であたったわよ。
かわいいでしょ。
というわけで、琴音の上半期の課題は、
水面で息が荒れないようにする。
痩せる。
腹筋を鍛える。
です。
しめは大ちゃん写真館。
オニハゼとってますねえ。
今は、湾を出てからすぐの浅い砂地にたくさんいます。
普通はハタ岩近くまでいかないといけないんですけどね。
やかんべにはぜですね。
クローズアップ。
冬でもいてくれることに感謝を感じる一枚です。
トノサマダイ。
阿部カップ(カステラカップ)以来、この魚を撮りたくなるのは大ちゃんだけでしょうか。
キンチャクダイはストロボのあたりがわるかったですねえ。
ストロボの使い方が大ちゃんの課題ですな。
「ねえたけし?それについてどうおもう?」
「あやつは、いつも、人の食べ残した食いもんを、近距離から狙っているけれど、あやつなりの考えがあってのことなんだよにゃ〜」
「ほんまですか??」
RIO