休みの日といえば、子供と遊んで、プロ野球を見て、居酒屋に行って、接待ゴルフに、女の子の雑誌。
ある意味で仕事一筋の人生。
そんなこんなで還暦を迎えた。
お金も時間もあるからな。
いっちょ遊んでやるか。
だいたいそんな人に限って、ありきたりな趣味を始める。
例えば、釣り。
安い竿買って、船に乗って、ルアーを振り回して、ブリを釣るのだ。
やったー!
テンションあがる。
でも、家に帰って一息つくと、
なんか疲れる。朝早いから眠い。お金がかかる。道具置く場所がない。道具を洗うのめんどくさい。魚くさい。
やっぱ、家でビール飲みながら、プロ野球でも見てた方がいいや。
明日は飲みにでも行こうかな。
くいっとやれば、気分も爽快。
でもさ、あそんでばかりでもつまんないから、アルバイトでもしようかな。
これが、遊びを知らない大人たち。
これまでやってきたストレス解消法をこよなく愛する。
つまり、慣れたことが好きな現状維持パターン。
ちなみに、うちの親父がそうです。
僕はそんな親父を見てこう思う。
あほか。
遊びをなめんな。
遊ぶのも才能がいるんだ。努力がいるんだ。
勉強もいるんだ。人脈だって必要なんだ。
僕は昔から、流行に疎い、カルチャーに鈍感、文化に無知、こういう人が苦手。
正直、話すことがない。
くそつまんないことしか言わないし、人間的なペラペラ、まるで大量生産ロボットのようだ。
そもそも、若い頃からその趣味に興味があったとか、もともとその趣味に付随したことに興味があったとかではない限り、どはまりするのは無理なんじゃないか。
だから、僕はそういう人とは会わないし、遊ばない。
ちゃかちゃか。
ということで、白瀬で5本潜るダイビングのはじまり。
連続ダイブは、恒例になりつつあるけれで、疲れるし、事故も増えそうなので、「隔年」で開催しようと思う。
だから、次回は2024年だ。
工程表のチェックは、緑師匠と緑弟子のデカ尻越しでおねがいします。
休憩は40分から60分の間で推移しますが、時間よりも遅くあがってきますと、休憩削られるシステム。
ダイブタイムは70分固定。
空気のシリンダーで連続5本潜りますと、僕の体には間違いなく減圧症のカイカイと呼吸のゼイゼイが出ます。
なので、1本目と5本目だけ参加にしました。
それ以外の時間は、ブログ書きと読書とお散歩で1日を過ごします。
1本目。
全員で全体の様子を見るダイブ。
最近、人気の「手乗りヨロイメバル」を見た。
かわいい。
まるでインコだ。
みんなも乗せてみてね。
ブイが新しくなっていた。
今、ブイがあるのは、1と3と5と6と7と8。
ないところは、ウミウシ岩、1の先の砂地、2、4、9。
バディダイビングで迷わないように、チェーン終わりから、まっすぐ北東にラインを張った。
そして、30m先のとんがった岩にくくりつけた。
白瀬のナビを覚えるのは、この「縦2分割」が決め手なのだ。
さすが、サービスマンRIO
これで地形を覚えやすくなるぞう。
ちなみに、P2まではワカメが刈られて、道になっているため、ぜったい迷いません。
ラインを張ったあと、水深10mになるまで、北東に泳いで、10mをキープしながら、南東にいった。
9についた。
そこで半分くらいの人とはぐれてしまった。
まあそんな感じで1本目終わり。
白瀬初のウミシダカクレエビが印象的だったね。
南国白瀬。
めぐもGWなので復活。
楽しげに6のブイを掃除しているけれど、このあと、めぐは人生最大の惨事に襲われる。
なんまいだぶ。
こなつは2度目のスレート紛失。
水面で山立てしていたら、なくなったらしい。
3付近にあるので、見つけてください。
なんばいだぶ。
お昼ご飯はシャワー製幕の内弁当。
八百円なり。
魚あり、肉あり、野菜あり。
揚げ物多くて、栄養満点とまではいかないけれど、いつもの定食よりはいいと思ったね。
これはまだ元気だったころのめぐ。
白ごはんをしっかり箸でつかめてる。
僕は、このときのめぐに教えてあげたい。
いいかい、君は、このあと、惨事に、襲われるから、それを、食ったら、一目散に、家に向かうんだ、と。
でも、僕は教えていない。
だから事故がおこった。
すまん。
夜勤明けの立花さん。
1本目に間に合って美味しいお弁当も食べれて最高な日。
1本目パスしたとくちゃんは、ドライあけたままダイビングをしようとしてた。
暑かったからね。仕方ない。
でも、次のダイビングでもファスナー開けたまま潜ろうとしてたから、やっぱり暑がりなんだろうね。
店長が言っていたけど、6に立派なソフトコーラルが生えていたみたい。
こんなところに、寒いところが好きなダンゴウオはまずでらんですなあ。
もう出てきた、ウミヘビちゃん。
はやない?
ぬくい、ぬくいと思いきや、オトシゴは例年通り、産卵活動中。
白いのがオス。
茶色のがメス。
夏には子供オトシゴがいっぱいになるよ。
ミドリガイがキイロガイ。
僕が勝手に編集しました。
大ちゃんの写真。
これはなんだろうな。
擬態が上手だなあ。
僕はブログを書き終え、読書にも飽きて、お散歩していた。
はっちととくちゃんは疲れたと言って、ダイビングを1本スキップした。
ナイトに行く前、4本目が終わった後に、その事故はおこった。
めぐが白瀬の崖の2段下の平らなところにタンクを並べていた。
そのスペースは狭い。
浮上直後で疲れていたのか、ドライのしめつけのせいでふらふらしていたのか、三半規管が弱っていたのか、足腰周りの筋力の減少のせいなのか、原因はわからない。
とにかく、めぐはバランスを崩した。
そのまま、タンクをかばうような形で、タンク数本もろとも石の地面に転落した。
「すいません。タンクを落としてしまって。壊れていたら弁償します!」
「いいよ。そんなの。それより怪我をしたんじゃない?」
見ると、右手の薬指から血が噴き出していた。
タンクはペンキをひっくり返したように赤く染まっていった。
めぐの薬指は痛みを感じないらしい。
しかし、血の隙間から、脂肪の塊がはみ出してきていた。
白い。
人の指の中から白いものが出てきているのをみたのははじめてだった。
タオルで直接圧迫をする。
止まらない。
店長が和白病院に連れていくことになった。
6針。
一文字に切れていたらこんなに縫わなくてよかったんだけれど、岩の表面のガザガザで、ぐちゃぐちゃに切れてしまったせいで、多く縫うことになったらしい。
めぐはパソコンをうちずらくなってしまったし、ダイビングも一時お預けになってしまった。
でも、めぐは自分の怪我のことよりも、タンクの心配ばかりしていたし、謝っていた。
「すいません。心配かけてしまって」
崖からの荷下ろしで、怪我をしたのは今回でふたりめ。
疲れるけれど、今度から階段で下ろすことにしようかなあと思っています。
めぐお大事に。
最後はナイトの様子で今日のブログはお別れ。
クロヘリアメフラシが仲良く卵うみ。
マダコ。元気。
ミミイカ。元気。
大人で2センチ。
このウミウシ、夜になると活発に動いていたので、夜行性だったんだ。
ホオズキフシエラガイです。
夜行虫はまだいない。
ゴカイもまだいない。
このへんは夏だね。
ハプニングが6個くらいあった今回の白瀬5本ダイブ。
天神着はAM1時。
記憶に残るでしょうね。
RIO