去年の夏、素潜り講習に来てくれていたへーすけさん。
残り1回の海洋講習を残して音沙汰がなくなってしまっていました。
嫌になってやめちゃったのかなあ、なんて思っていましたが、
本日、来てくださいました。
ちょうど1年ぶりです。
痩せていました。
昨年のへーすけさんは、耳が抜けなくて、1mくらいしか潜れず、まったくといっていいほど講習が進みませんでした。
だから今年も耳が抜けずにどうにもこうにもならないかったら、講習の内容どうしようかなあ、
と心配していましたが、それはまったくの取り越し苦労でした。
彼は脱皮した恐竜のように華麗なる変貌をとげていました。
金色のスキンスーツに身を包み、ロングフィンで颯爽と潜降する姿には、かつての面影は微塵もありませんでした。
へーすけさんは、四つ岩の海底まで難なく降りていきました。
昨年の姿を見ている僕からすると、信じられない光景でした。
満潮だったから、水深11mくらいでしょうか。
そんなに浅い水深ではありませんでしたが、気持ちよさそうに潜っては上がっていきました。
なぜ、そんなにも急成長したのかを聞いてみました。
2回目の講習のあと、折れかけていた心を奮い立たせて、素潜りの本を読み漁り、今年の1月から石垣島と宮古島に通い詰め、ガンガントレーニングを積んだとのこと。
だから痩せたのね。
3ヶ月後、ヘッドファーストでの耳抜きを克服して、(克服方法は教えてもらいました。)
今では水深30mまで潜れるまでになったとのことでした。
仕事柄、頭を使うことが多く、素潜りは完璧な気分転換になっているそうです。
そして、素潜りを世の中に広めていく啓蒙活動を行っていると言っていました。
素潜りというマイナースポーツを広げる伝導者にまで成長していました。
サンライズの素潜りコースは4日間しかありませんので、自主練はありだと思います。
もっと高度な技術を習いたければ、専門のフリーダイビング屋さんで習うのもありだと思います。
(ある程度までの技術なら、教えられなくはないのですが、体力と時間の関係でサンライズでは基礎しかやりません。)
冬は水が冷たくて、玄界灘で素潜りをするのは厳しいので、水温の高い地域でやるのもありだと思います。
あたりまえのことですが、練習しないとうまくならないわけですから、素潜りを好きになったのなら、コツコツやってほしいです。
なので、コツコツやってくれていたへーすけさんと1日一緒に潜って、僕は心楽しい気持ちになりました。
ありがとうございました。
今日はへーすけさんのやりたいことが多かったので、カリキュラムは一部変更しました。
(サンライズのカリキュラムは素潜りと関係ないことまでやったりする)
いい練習になったとおっしゃってくださったので、よかったです。
50mまで潜れるようになれることを期待しています。