東日本大震災から11年目の今日。
2011年3月11日は、サンライズが今泉にオープンして、1ヶ月が経過したころでしたね。
お客さんからの問い合わせは、パッタリコン。
来客は、、もちろん、来ず。来ず。来ず。
このままでは立ち行かなくなると思ったので、掲載料のかかる地元フリーペーパーに広告を出して、集客していたのを思い出します。
フリーペーパーって、値段はそこそこするくせに、あんまり来てくれません。
そもそも、博打みたいな広告ですからね。今なら絶対やりません。
そんなわけで、この時期というのは、わかめの時期。
つぶつぶやともやもやが、水面から水底まで覆い尽くして、あたり一面、アサリのすまし汁みたいになります。
しかし、目線をマクロに転じれば、そこには美しい生命の営みを間近に観察できます。
ウミウシは、この時期にしては、発生率が低めでした。
おそらくは、あと1度か2度。水温があがってくれば増えてくるであろうと葉山さんは予測していますが、どうでしょうか。
ワカメがいないところを熱心に探しますと、ちらほら見つけることができます。
(ワカメがいるところでは、熱心に探せません。)
これはシロイバラウミウシ。
3匹くらいで群れていました。
ムカデミノウミウシ。
透明度がよさそうにみえます。
これがマクロ世界の最大の美点。
この生き物をじっと見ていると、中性子を思い出させる。
コノハミドリガイ。
今年はとても少ない。
いるのは、近似種のクロミドリガイばっかりです。
2本目、立岩の方にいくと、ヒロウミウシがいました。
岩の奥にいたので、うねりを警戒していたのだとおもう。
目立っていたのは、大型のヒラムシ。
ヒラムシは海藻が多いときに大きくなるイメージ。
最後、泳いでいたところを捕まえたキイロウミコチョウ。
どこにいこうとしてたんだい?
ぜんぶで、13種とアメフラシ1種。
十四番は、真っ赤な嘘です。
すんません。
見栄はりました。
ウミウシは、12種です。
70分を2回潜って、この結果。
割と強く探した箇所は、P6、P1、ウミウシ岩、立岩。
普通に潜ったら、10種前後が平均でしょう。
これを踏まえて、水温の上昇を待ちましょうよ。
あと、1週間もしたらあがるからさ。
そんなこと言わないでさ。
というわけで、今日のブログは、きゅうの水中写真でお届けしました。
RIO