こんばんは、マエダサチコです。
本日は風が強く、朝から私も葉山さんも心配していましたが、波もうねりもさほどなかったので、午前中は黒瀬に、午後からは白瀬に入ってきました。
南からのいい潮が入ってきたようで、完全に水が変わり、志賀島が息を吹き返しました。
波打ち際にはかなりのゴミや流れ藻が溜まっており、それと同時に早くも今年第一アンドンの姿もありました。
こわいこわい。
もうビーニーかぶれなくなる・・・。
しかし、浅いところには夏の定番、愛らしいイシダイの幼魚サンバソウが付いて回ります。
ソラスズメダイも
ミナミハコフグの幼魚も増えてきました。
カワハギにオヤビッチャ、ニジギンポなどの幼魚も浅瀬に群れており、
とにかく一気に魚が増えた印象でした。
キビナゴやアジ、メジナにシマアジなどの群れも入ってきていて、水温は26℃で安定。
そして、なんといってもすこぶる透明度が良い。
梅雨明けすぐの7月末に毎年1週間だけやってくる、例のベストシーズン(本物)が始まりましたね。
ここのところの志賀島、透明度は良かったけど、海藻が少ないせいか生物も少なかったのが、南からのいい潮が入ってきたお陰で、一気に水中に活気が出ました。
どこに行っても群れが多く、ただのんびりと泳いでいるだけで気持ちがよかったです。
玄界灘のメバルたちもすくすくと成長してます。
そしてなんと!玄界灘らしくないハナハゼまでも姿を現しました。
テッポウエビもダテハゼも不在で巣穴は岩のくぼみでしたが、そのうちダテハゼやテッポウエビも出てくるのかな。
産み付けられたばかりのコウイカの卵も観察でき、
スズメダイの卵保護も増えました。
こちらもすくすく育っていますね。
タツノオトシゴも今日は3個体と出会え、
立花さんも大喜びですよ、そりゃそっさ。
しかし、立花さんカメラ水没して写真撮れず・・・泣
こちらの赤ちゃんオトシゴは、順子さんが来た日からずっと同じ場所にステイ。
お気に入りの砂地なんですね。
沖にはこの時期に珍しいヒブサミノウミウシが居たり、
極小のウララカミノも居ました。
こんなに透明度が良くて群れが多い日は実はウミウシ探しを怠りがちではありますが、そこそこウミウシも観察できて、活気あふれる大変いい海でした。
本来の生命力あふれる志賀島が戻ってきました。
とはいえ、すぐにクラゲが増え、濁りますので、お早目のご予約をお勧めします。
お待ちしております。
では、また明日。