こんばんは、前田です。
前田と言っても寛子の方です。
あ、わかりませんかね。
DM候補生の２B３（つばさ）です。
好きなものは、猫と編み物。レザークラフトなんかも好きです。
他には、博多にわかやタロット占いなんかもしています。手相も見れたりします。
それに登山やサーフィン、素潜りもライフセーバーもしています。
仕事は水泳の先生です。
一見何でも出来る様に聞こえるかもしれませんが、苦手なことも多いんです。
去年の秋からDMコースにチャレンジしたのは、海も好きだし、もっとダイビングの事も知りたいと思ったし、人に教えることも好きだし、RIOセンセーも店長も背中を押してくれたし、苦手なことも克服できればいいなと思ったからです。
しかし、なかなかスムーズに行かないことが多くて悪戦苦闘しています。
そんなDMコースも大詰め。
あとはガイドテストに合格すればPADIダイブマスター認定というところまできました。
この日は私がリクエストして『捨て瀬』に来ました。
ガイドテストの場所を候補生がリクエストするなんて前例がありませんが。
前回のテストは不合格だったので、何としてでも合格したかったのです。
しかし、器材のセッティングを終えたところでウエイトを忘れたのを気付き、慌てて走って施設まで取りに行きました。
疲れを見せないのが私、つばさのいいところです！
ゲストには立花さんとザッキーさんが来てくれました。
ありがとうございます！
大潮の満潮でみちみちの海。
透明度がいいといいな♪ と、思いながら歩いていると・・・・・
再び忘れ物に気付いて、また走って取りに行きました。
ブイを忘れたのです。
さっきウエイト取りに行った時に、隣にあったのになぜ気が付かなかったのでしょうか。
真弓さん、これが視覚狭窄というものですか？
サンライズダイブマスターあるあるなんですかね。
もうこの時、すでに少しパニック状態だったのかもしれません。
ザッキーさんには『パニックガイド』とあだ名をつけられました。
こちらがそのザッキーさんです。
厳しいと評判のダイビング指導団体SSIのインストラクターでもある頼れるお方です。
サンライズの影のスタッフとも噂されています。
ご覧の通り透明度は１～２ｍととても悪かったです。
潜るとすぐにケソケソとオトシゴ岩でタツノオトシゴを４０秒探しました。
タツノオトシゴの探し方これじゃないですよね。
こんなガイドにタツノオトシゴなんて見つかりません。
当然です。
直ぐに諦めてアマモ場を泳いで捨て瀬を目指しました。
ビックリしました。
ブリーフィングで知ったかぶって、『春から夏に伸びたアマモの中にいろんな幼魚が見られます』なんて言ったのに、幼魚の隠れる場所なんてありません。
アマモはつんつんしていました。
あとから店長に聞いたらアマモは秋から春にかけて成長するそうです。
今日の私はゲストを楽しませるとか全く頭になくて、ただ課題をクリアする為だけに潜っていました。
５キックに１回振り返る。
振り返るけど、ゲストが居るとかいないとか関係ない。
見えなくても居るだろうと思って泳ぐ。
残圧も決められた時間に決められた回数をききました。
残圧がどうとか関係なくききました。
生物も見せました。
生きているとか死んでいるとか関係ありません。
死んだタイワンガザミを『おいしそう』だと紹介しました。
死んだゴンズイも紹介しました。
オニオコゼをオニカサゴと嘘の名前や知識を知ったかぶって教えたりもしました。
立花さんとザッキーさんは水底近くを生物を探しながら上手にフィンキックして文句も言わず私についてきてくれました。
私は透明度の悪い中層を泳いでいたので、生物は全然見つけられなくて当然です。
しかも私は自ら『再テストは捨て瀬でしたい！あそこの地形は暗記している 』と言ったのに、何度も迷いうろうろしました。
なんとか捨て瀬には到着したけど帰り道でも迷いました。
迷って上がったり、ゲストともはぐれたりして何度も浮上して仕切りなおしました。
しかし、途中から集中力も無くなって、全然楽しくなくて、なんだかイライラしてきました。
後半は惰性で潜り、ゲストの頭をライトで突いて生物を雑に教えたり、傲慢な態度をとってしまい、雰囲気の悪い一日になってしまいました。
私以上にゲストはつまらない一日になったと思います。
そして、もちろん結果は不合格です。
店に戻りデブリーフィングで一日の行動を振り返り、自分と向かい合って様々なことに気付きました。
私はもっとできるだろうと高を括っていましたが、なんにもできませんでした。
自己認識の甘さにがっかりしました。
ゲストがついてこないとか、自分のシグナルをゲストが無視するとか、出来ない原因や上手くいかないことを全部人のせいにしていました。
帰って反省して、しくしくと涙を流しましたが、そんなことお客様には関係ありません。
ゲストで来てくれたお二人に本当に申し訳なかったと感じたし、自分に欠けているものや、課題に気付くことができた有意義な一日になりました。
準備も勉強もたいしてしてこないで、再テストに挑んだので落ちて当然です。
また週末の再々テストに向けて今度はしっかりと勉強をして準備をして挑みたいと思います。
お付き合いくださった立花さん、ザッキーさんありがとうございました。
ご指導くださったRIOセンセー、店長、ありがとうございました。
そして、今後ご一緒するサンライズっ子の皆様、どうかこんなつばさを温かく温かく見守って下さい！
宜しくお願い致します。
以上、前田がお届けしました。
