やっとこさ志賀島潜れました。
前回は潜ったのは6月1日なので、約10日振り。
今日だけ何とか北風が弱まり、午前中静穏。
彼女が来ると海が荒れたり、雨が降ったりすることが多かったのは去年までのこと。
今年はしっかり元旦から志賀海神社にお参りしたからでしょうか、穏やかな綿津見三神さまが見守っておられます。
静穏の午前中には黒瀬に入ってきました。
浅場にはキビナゴの群れが入り
見上げた空には太陽がまぶしく、いい海況でした。
浅瀬は10m近く見えてました。
深場はなんかモヤッとしてましたがね。
白瀬とは雰囲気が全然違ってて、どこか遠くに来たみたいな気分になれる黒瀬。
サンライズのDM達が付けたブイもロープも結構残っているので、海況が安定したら黒瀬へのバディダイブもどんどんチャレンジしてもらおうと思っています。
時には超レアなウミガメや白瀬とは違った生物が観察出来たりもします。
今日は大岩の隣の砂地に子供のツバクロエイが2匹向かい合っていました。
小夏のOW講習の時に見たのを思い出します。
春先に産卵したツバクロエイは2ヶ月くらいでこんなに大きく成長するのでしょうか。
アナハゼの産卵は確か冬だったと思うのですが、まだお腹の大きい個体が彷徨っていました。
相手が見つからなかったのでしょうかね。
と、まぁ魚たちの行動は謎だらけ。知らないことだらけ。
だから面白いのかもしれませんね。
繁殖や捕食の生態観察が好きな私にとって、本格的に始まったスズメダイの繁殖行動と産卵床清掃は楽しすぎる時間のひとつです。
個体によって性格や行動パターンが全然違っていて、几帳面に掃除する個体や、遠くから見守る個体、無視している個体とそれぞれ。
撮影中もずっと近くでホバリングしている個体が居たり、噛みついてくる個体も居たりして、個体により性格が違うことを実感します。
魚も人間と一緒なんですね。
スズメダイの卵は産み付けられたばかりのものや
発眼しているものまで
いたるところで観察できます。
魚たちの多くがこれからの餌の多い季節に繁殖行動を始め、これからの季節見どころは更に増えていきます。
季節ごとの楽しみが溢れる日本の海はいいですね。
午後からは北風が吹き始めたので、白瀬に避難。
スナビクニン、まだ居ました。
ウミウシは巨大化しており、
夏のウミウシも増えてきました。
水温現在21~22℃。
せなこんぐさんは今日でドライ納めにございます。
わたくし、黒瀬に80分、白瀬に90分をロクハンで潜り、ちょい寒でございました。ご参考までに。
以上、前田がお届けしました。
では、また明日。